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ホームランか、三振か

 

 

メイプルストーリーの世界を面白くしている要素の一つに強化があります。

強化をする書にも色々な種類があり、成功率、効果はまちまちです。

その中に成功率10%の書があります。(これ以降この書を10%書と記述します)

今回はこの10%書の可能性について考えてみたいと思います。

 

 


 

★10%書の値段

 

店売りされている100%書を除いた書の中で10%書はフリマでもっとも安く売られています。

 

それは10%書の期待値がもっとも低いことによります。

通常の武器の書を例に出すと、書を10回貼り付けた場合

…と、10%書は単位枚数当たりの効果がもっとも薄いので他と比べると安売りされる運命にあります。

 

 

★10%書の成功率や、いかに

 

当たり前のことを言いますが、10%書の成功率は10%です。

実に90%の確率で三振…もとい失敗します。

 

ですが10枚貼ったとしたらどうでしょう。

私などは少し勘違いしてしまいそうになりますが、10%書を10回貼った場合その成功率は10%ではありません。

 

高校数学の分野になりますが、10%書を10回貼ったときの成功率は

(10%書が1枚成功する確率)+(2枚成功する確率)+…+(10枚成功する確率)なので

10C1(1/10)1(9/10)910C2(1/10)2(9/10)8+…+(1/10)10≒0.65より

実に約65%もの確率で1枚以上書が貼り付きます。

 

しかし、65%…よく相場を見て使いどころを考える必要がありそうです。

 

 

★10%書の使いどころ

 

まず、成功率が低いので1度も強化されていない新品の装備に貼ることが基本かと思います。

貼った装備はたいていUGが減るだけで終わることになるため、店で売っていたり、簡単に製作できる等の入手が容易なものがよいでしょう。

 

以上を踏まえると、強化媒体はタオル、軍手、アイゼンなどが候補に挙がります。

これらにそれぞれ素早さの書(全身)や攻撃の書(手袋)、ジャンプの書(靴)を貼って10%1発成功の品を作るのが10%強化の基本です。

また、新キャラを育成する際に役に立つ強化手斧などを作成する際にもこの手段は有効でしょう。

 

 

これらの強化品を作るときにはまず1回成功の品、10%書と30%書の相場を頭に入れておく必要があります。

 

例えば、相場の動向やサーバーにもよりますが素早さ全身1回成功タオルは3〜5Mくらいで取引されています。

これを超える製作費用がかかった場合、赤字となることを考えねばなりません。

安く作れるかも知れないメリットと35%で手元に残らないデメリットを考えると、手を出せる10%書の相場は1回成功の品の10分の1程度でしょう。

1発タオルが5Mで売れるとすると、だいたい500Kまでの書なら購入を検討するに値するということです。

 

また30%書の方が安くあがるケースの場合も考えなくてはなりません。

ジャンプの書(靴)10%が500K、30%が1.2M等の値段だった場合、理論的には30%のほうが1回成功の品を安く作ることができるので素直に30%で強化を行うのが吉でしょう。

 

 

他の使いどころとしては、よく狩られるファイアブルなどから大量生産されているグレートロヘンや龍天拳などの80レベル武器の強化です。

これらの武器は攻撃力標準の場合、店売りとほとんど変わらない値段で取引されているためドロップしてもよく持て余します。

フリマなどをまわっているときに安い10%書を発見したら買い置きしておき、失敗したらそのまま店売りするという作戦が使えます。

80武器の店売り価格は約300Kありますので、失敗してもお財布にはあまり響きません。

 

 

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